キャラクター商品を、コンビニプリントで小さく始める

かめちゃん

サンリオは、2026年のサンリオキャラクター大賞で上位に入った7キャラクターの記念デザインを、期間限定でセブン‐イレブンの店内マルチコピー機で販売しています。ファンは好きなデザインを選び、ブロマイドなどをその場で印刷できます。

注文が入ってからTシャツを印刷・配送するサービスと同じく、完成品をあらかじめ大量に作らずに届けられる仕組みです。コンビニプリントでは配送も不要で、ファンが店頭で印刷して持ち帰ります。

サンリオのようなコンビニでの公式販売は、大手キャラクターならではの展開です。一方、小規模な制作者も、ネットプリントの予約番号を使えば、ファンにイラストを届けることができます。

たとえば、SNSを通じて絵柄ごとの予約番号を案内し、ファンがコンビニのマルチコピー機で印刷する方法です。制作者は印刷済みの商品を保管したり、発送したりする必要がありません。

キャラクターを育て始めた段階では、どの絵柄にファンが反応するか分かりません。まず数種類のイラストをプリント用として用意し、SNSでの印刷報告や反響を見ながら、次に作る絵柄やグッズを考える。コンビニプリントは、そうした小さな試みにも使えます。

もちろん、プリントの反響だけで、アクリルスタンドやTシャツがどれほど売れるかまで分かるわけではありません。それでも、ファンがどのイラストを手元に残したいと思うかを知る手がかりになります。

一枚のイラストから始め、反応を見て次の商品を考える。 コンビニプリントは、在庫を抱えずにキャラクターを育てていくための、身近な選択肢だと感じました。

参考資料:サンリオの商品案内

鈴木 徳子

株式会社ブランシェ 代表/弁理士(弁理士法人ブランシェ国際知的財産事務所)

ウォルト・ディズニー・ジャパンにてキャラクターライセンス業務に従事。現在は、株式会社ブランシェにおいて企業のIP戦略・ブランド構築支援を行うとともに、弁理士として特許・商標等の権利化業務にも携わる。キャラクタービジネスや海外展開を見据えた知財戦略の立案を強みとする。

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