人を好きになるきっかけとは?
皆さんは、「この人についていきたい」と思える上司や、「もっと仲良くなりたい」と思う友人に出会ったことはありませんか。
そんな人との最初の接点を思い出してみてください。
「いつもニコニコしていて、話すだけで元気になる人だな」
「いつも励ましてくれて、頼りがいがあるな」
「あの人の正義感には、とても好感が持てる」
そんな感情が生まれた経験はないでしょうか。
そして、相手に好感を持つようになると、今度はその人自身についてもっと知りたくなります。
どこの出身なのだろう。どんな趣味があるのだろう。休日は何をして過ごしているのだろう。
会話の中で思いがけない共通点が見つかると、うれしくなったり、親近感が一層強まったりするものです。
やがて、その人のことを家族や友人に話す機会も増えていきます。
「あの人、こんな面白いことを言っていたよ」
「こんな素敵な人がいるんだよ」
こうして、自分が感じた魅力を、自然と誰かに伝えたくなるのです。
これって、キャラクターを好きになり、ファンになっていく過程と、とてもよく似ていると思いませんか。
キャラクターへの共感はどのように生まれるのか
キャラクターが広く認知され、長く愛される存在になるためには、単にその姿や名前を知ってもらうだけではなく、見る人に共感や親しみを持ってもらうことが大切です。
その点、4コマ漫画などのショートストーリーは、キャラクターへの共感を生み出す効果的な手段の一つだと思います。
例えば、
- 「こんな失敗、私にもあったな」
- 「その気持ち、なんだかわかるな」
- 「一生懸命な姿を見ると、応援したくなる」
- 「思いがけない反応に、思わず笑ってしまった」
- 「この子の考え方、素敵だな」
こうした感情は、キャラクターの言葉や行動、表情などを通じて生まれます。
そして、小さな共感や親しみが積み重なることで、そのキャラクター自身に興味を持つようになります。
「次はどんなことをするのだろう」「もっとこのキャラクターのことを知りたい」
そんな気持ちが芽生え、やがて愛着へと変わっていきます。
さらに、そのキャラクターの魅力を自分だけで楽しむのではなく、誰かにも伝えたくなることがあります。
「これ、面白いから見てみて!」「このキャラクター、きっとあなたも好きだと思うよ」
そうして、友人や家族に話したり、SNSで投稿をシェアしたりするようになります。
共感から生まれた小さな興味が愛着へと育ち、その魅力を誰かに伝えたいという気持ちが、キャラクターの認知をさらに広げていくのです。
かわいいだけでは、ファンの心はつかめない
多くの人気キャラクターは、多かれ少なかれ、ファンの共感や親しみを得ているのではないでしょうか。
もちろん、キャラクターの外見的なかわいらしさやデザインの魅力は大切です。しかし、「かわいい」と感じることと、そのキャラクターを好きになり、長く応援したいと思うことは、必ずしも同じではありません。
これからキャラクタービジネスに参入しようとするのであれば、単にかわいいキャラクターを作るだけでは十分とはいえません。
そのキャラクターがどのような性格で、何を大切にし、どのように考え、行動するのか。
そうした個性や魅力を、4コマ漫画などのショートストーリーを通じて伝え、見る人の心をつかむことが大切だと思います。
そして、「もっと知りたい」「また会いたい」「誰かに教えたい」と思ってもらえる存在へと育てていく。
キャラクターを単に認知してもらうだけでなく、人々の心に残る存在にすること。それが、長く愛されるキャラクターブランドを育てるための大切な一歩ではないでしょうか。
キャラクターIPのブランディング・ライセンスに関するご相談
株式会社ブランシェでは、キャラクターのブランド構築、商品化・ライセンス展開、知的財産の保護などについてご相談を承っています。
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鈴木 徳子
株式会社ブランシェ 代表/弁理士(弁理士法人ブランシェ国際知的財産事務所)
ウォルト・ディズニー・ジャパンにてキャラクターライセンス業務に従事。現在は、株式会社ブランシェにおいて企業のIP戦略・ブランド構築支援を行うとともに、弁理士として特許・商標等の権利化業務にも携わる。キャラクタービジネスや海外展開を見据えた知財戦略の立案を強みとする。

